ひとりごと

落車したガールズケイリン選手から学んだこと

 どーも!セールス森田です。

 今日はひとりごとなので、終着点を定めずに書き始めます。

 昨日、とあるガールズケイリン選手が引退したことを知りました。その人とは何度も飲みの席で一緒になったこともあって連絡先も知っている関係です。

 しかし現在は、会っていない期間が長くなり、引退を知っても労いの連絡をすることができませんでした。できなかったというか、こっちが勝手に「俺から連絡しても嫌だろうな」というネガティブな思考になってしまい、連絡しなかったという感じです。自分のこういうところが本当に嫌い……。「相手を嫌な気持ちにさせたくない」というネガティブな思考により、自分のなかでそれっぽい言い訳をする感じ。ダメですね……。

 そんなダメな自分への戒めの意味を込めて、今日はその選手の引退を聞いて思い出したことを書いてみます。

落車したときの話

 数年前、その選手が落車したレースをネット中継で見ていました。すぐにLINEを開いて連絡しようかと思いましたが、ここで邪念が浮かびます。

「いろんな人から心配の連絡が来るだろうに、俺くらいの関係の人が送ったら迷惑なのではないだろうか……」

 これは間違った考えでした。相手がどう思うかわからないし、それがネガティブなものだったら怖いということを言い訳にして、結局「何もしない」という選択をしたわけです。これが1番無難と言えばそうかもしれませんが、でも結果的に怪我したことを知っているのに連絡しなかったら、ただの「冷たいヤツ」でしかありません。

 この「連絡しようと思った」ということを、半年後くらいに本人に話しました。でもこれって自分が冷たいヤツだとアピールしているに過ぎないですよね。なんの優しさもない、ただのダメ人間アピール。

 そしてこの話を聞いたその人に「いや、冷たいなと思ったよ」と言われたことが、強烈に心に刺さりました。

 労ってもらって嫌な気持ちなんかするわけない。心配する心があるのなら、それを伝えないことで逆に冷たいヤツになってしまうんだということを教えてもらいました。

 そして、引退したことを知った昨日。もう1年近く会っていないので「今はさすがに連絡する感じではなくなってしまったなぁ」と思い、連絡しないことに……。結局何も変わってない自分が情けないですね。「でも、今はもうさすがに……」と言い訳しようとする自分は、やっぱり嫌いです。

関係性が深くない人からの優しさ

 このブログを書いていて、2年半前にあった「ユニバカサミフェス」に休んだときのことを思い出したので追記します。

 3年前の11月、錚々たる有名なライターやタレントが並ぶメンバーの出演者リストに「セールス森田」の名前も入れてもらっていました。しかし数日前に高熱が出て、本番に行けなくなってしまったのです。体調悪化による辛さだけでなく、迷惑かけてしまったことへの罪悪感と、雑誌社の偉い人からの強烈な嫌味な連絡に心身ともに憔悴しきっていたとき……。

 Twitterでの報告をみた ほとんど連絡をとったことのない、バイク修二郎さんが心配のLINEをくれたんです。あれは嬉しかったなぁ。他にもトラマツさんや湯川舞さん、ケツノ少年さんといった方々から連絡をもらいました。トラマツさんは家に泊まらせてもらったことのある関係ですが、他の3人は現場で数度会ったことあるくらいの関係の方。

 そのときの感情としては、「なぜこの人から?」という疑問ではなく、純粋に嬉しい気持ちで満たされたことを覚えています。

 ガールズ選手の言葉だったり、関係性の深くないライターの方々からの優しさから学んだのは、「今度は人に優しさを与えられる側の人間にならなければいけない」ということ。相手との距離感を遠めに見積もって勝手に気をつかうのではなく、近めに見積もって思い切って連絡すればいい。心配や労いの気持ちがあるのなら素直に伝えないと、逆にイヤなヤツになる。

 そんなことを教えてもらいました。今後は素直に労いの連絡ができる大人になっていこうと思います。

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