先日、近くのコンビニでこんなことがありました。
いつも飲んでいるお茶を見つけ、棚に手を伸ばそうとすると、キャンペーンの応募シールが貼られているお茶と貼られていないお茶を発見。特に応募するつもりもないのですが、(貧乏性ゆえか?)自然とシールが貼られている方を手に取りました。
その瞬間、シールが貼られているお茶は自分が手に取った一本しかないことに気付き、何気なくそのシールを見てみると……。キャンペーンが昨年の8月で終了していたのです! 応募するつもりはなかったとはいえ、さすがにびっくり。
おそるおそるキャップ付近に印字されている数字をみると、
『21.01』 !!!
なんと2ヶ月も賞味期限が切れていたのです!! そして何より怖かったのは、普通のお茶と比べて明らかに色が濃かったこと。見ただけで明らかに”賞味期限2ヶ月切れのお茶”だとわかるレベル。
これ、もし間違えて飲んでいたら……。まぁ飲んでもそこまで大変な事態にはなっていないかもしれませんが、なにかあったときにコンビニに文句言って争うのも大変ですからね。レシートとかの証拠も必要でしょうし。
そこで思い出したのが、7年前の6月に、自転車でひとり旅していたときのこと。真夜中に広島空港がある山から下っていき、高速ICの近くにポツンとあった、全国的にはマイナーなコンビニでのできごとです。特に買いたいものがあったわけではないのですが、あまりに暗い道を爆走してきたからなのか、なぜか光を浴びたくなり、私は吸い込まれるようにコンビニへ入っていきました。「街頭に群がる虫ってこんな気分なんだろうな、きっと」なんてことを思いつつ、店内をフラフラ……。
そこでふと疑問に思いました。
「こういうコンビニってお酒売ってるのかな?」
というのも、そのコンビニは高速道路のIC付近にあるため、車で来る客がほとんどだと思ったんです。飲みながら運転なんてできないし、買って帰るならわざわざコンビニではなくスーパーで買うはず。近くに家はなく、歩きはおろか自転車で来る客もあまり想像できない。いるとすれば自分と同じ「チャリの旅人」くらい。でも旅人はこんな中途半端なところでお酒は飲みません。
で、その疑問を解決するために飲み物が陳列してあるショーケースの近くに……。すると、普通に大量のお酒が並んでいました。
「まぁお酒はどこのコンビニにもあるよね。でも、なんか……??」
そのとき、お酒のラインナップを見てなんとなく違和感を感じとった私は、お酒を一本手に取り、缶の底を見て気付いてしまいました……
「さ、3年も賞味期限切れてる!!!!!」
そうです、違和感というのは全体的に缶のラベルが古かったことで感じたものでした。製造した年月も印字されていたのですが、それはさらに一年近く前。当時ブラジルワールドカップ開催期間だったのですが、なんとそのお酒は南アフリカワールドカップのときに作られたものでした。メッシもロッペンもびっくりするわっ!!
動揺する気持ちを抑え、他のお酒の賞味期限もみてみることに……。
「全部切れてる……」
数本に一本ペースで見つかる「1年切れ」のお酒が可愛く思えるほど、ことごとく2〜3年賞味期限が切れているお酒がズラリと並んでいます。そして、その衝撃の事実を店員の女性(年の頃4〜50くらい)に伝えると、「あ、ごめんなさい!」と言い、棚から賞味期限切れの酒を取り除き始めました。
10分後、お酒コーナーの棚はすっからかんに……。
いろいろ言いたいけど、ひとことにまとめると。
もう2度とお酒置いちゃダメよ!!!笑
とまぁ、これはウルトラレアケースですが、コンビニの飲み物は意外と賞味期限切れがあるのは事実。お弁当やお惣菜は、期限が切れていたらレジでエラーになるようですが、飲み物はならないみたいです。商品の回転が早い都会のコンビニでもない限り、賞味期限を念のためチェックするクセをつけておいた方がいいかもしれませんね。